ハーブセラピーについて

About herb therapy


バタフライピーの青いハーブティー

香りが豊かな植物の中には、ハーブとしての長い歴史を持つものがたくさんあります。

現代でもそのような植物の力を、健康や癒し、美容のために、だれもが簡単に利用することができます。


このページでは、健康に役立つ成分を含む植物のことを「ハーブ」と呼びます。

必要なハーブを自分でブレンドして目的にあった方法で活用できるようになるための、具体的な手順や基礎知識、簡単なレシピをまとめました。

ぜひ、お役立てください!

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ハーブセラピーとは?

ハーブセラピーとは、ハーブを使った自然療法のことを指します。

また、「メディカルハーブ」とはハーブに含まれている成分を健康維持のために利用する分野のことであり、そのように利用するハーブそのものを指すこともあります。

ハーブ使用上の注意

ハーブは医薬品ではありません。

医師による治療を受けている/薬を処方されている場合、医師による診察が必要な場合など、ハーブはそれらの代わりになるものではありません。ハーブを使用するときは、医療機関に相談しましょう。


上記に当てはまらない場合でも、使用するハーブについては禁忌・注意を確認しましょう。(特に妊娠中の方、アレルギーや持病のある方、幼児やお年寄り)

ハーブの使用量

子どもや虚弱体質の方などは、通常よりもハーブの量を減らします。

以下は、通常レシピを基準とした年齢別のハーブ使用量の目安です。

1~2歳1/5
3~5歳1/4
6~9歳1/2
10~13歳3/4

ハーブの基礎知識

オレンジの花のドライハーブ

ハーブを利用するとき、植物のどの部分を使えばいちばん効果的でしょうか?
また、フレッシュハーブ(生のハーブ)とドライハーブ(乾燥ハーブ)はどのように使い分ければよいでしょうか?

ハーブの基本を押さえて、必要なときに必要なハーブを選べるようになりましょう!

ハーブの使用部位

役に立つ成分を含んでいる部位(葉/根/花など)は、植物によってそれぞれ異なります

香りがある植物は、たいてい香りの強い部位(=精油を多く含む部位)を使用しますが、すべてがそうではありません。

使用する部位によって、異なる成分が得られる植物もあります。
また、ありがたい成分を含む植物でも、使用する部位によっては毒を含むこともあります。

ハーブティーにするなら、使用する部位によって風味はまったく変わってきます。


使用するハーブについて、どの部分が使えるのか?目的にあった成分はどの部分に含まれるのか?
よく調べてから使用しましょう。

部位の名前

ハーブの部位は、よく英語で表記されています。
よく使われる部位の一覧です。

flowerフラワー
petalペタル花びら
budバッドつぼみ
leafリーフ
needleニードル針葉
stemステム
rootルート
barkバーク樹皮
berryベリー
seedシード種子
peelピール果皮
resinレジン樹脂

フレッシュハーブとドライハーブの違い


多くの場合、フレッシュハーブもドライハーブも同様に使えますが、香りや得られる成分にはそれぞれ違いがあります。


ハーブセラピーでは、ドライハーブを使うことが多いです。

手に入る季節が限られているハーブは、昔から必要なときにいつでも使えるように乾燥させて保存をしていました。
ドライハーブなら場所をとらずに長くストックできるし、水分が抜けて成分が凝縮されているので、少ない量で効率よく摂取することができるからです。


しかしもちろん、香りにおいては、採ったばかりの新鮮なハーブにはかないません。

ドライハーブはどうしても、乾燥するときや保存しているときに揮発性成分の一部を失ってしまいます。
なかには乾燥させたほうが香りが強まるものもありますが、基本的には、フレッシュハーブを使ったほうが植物の鮮やかな香りを楽しめます。


一方で、チンキ剤やシロップ剤など作り置きの材料としては、フレッシュハーブはあまり向いていません。
水分を多く含んでいるため、ドライハーブを使った場合よりも保存期間は短くなります。

 香り保存
フレッシュハーブ×
ドライハーブ
フレッシュハーブ・ドライハーブの使用量

フレッシュハーブを使用するときは、ドライハーブを使用する場合の3倍の量が必要です。
(ドライハーブを大さじ1なら、フレッシュハーブは大さじ3)

ドライハーブを使用するときは、フレッシュハーブを使用する場合の1/3量で同等の効果を得ることができます。
(フレッシュハーブを大さじ3なら、ドライハーブは大さじ1)


これは、ドライハーブは水分が抜けて体積が減り、成分が凝縮されているためです。


・フレッシュハーブとドライハーブの風味の違いについては、「ハーブを料理に使うには?」のページで説明しています。
・ハーブの保存方法については、「ハーブを育てるには?」のページで説明しています。

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ハーブのブレンド

ローズのドライハーブ

ハーブは単品よりも、ブレンドして使用されることが多いです。

なぜかというと、組みあわせることで相乗効果を発揮しますし、複数のハーブを使ったほうがひとつの目的に対して多方面からアプローチできてより効果的だからです。

味や見た目、使い心地も、ブレンドによって改善できます。


ブレンドするハーブを選ぶときは、基本的に以下の手順で4~5種くらいを組みあわせます。
気に入ったブレンドは、いつでも使えるようにストックしておきましょう。

ハーブブレンドの手順

メインのハーブ
まずは目的にあわせて、メインとなるハーブを1種選びます。
作用を補助するハーブ
メインハーブの作用を強めたり、異なるアプローチで補強するハーブを1~2種加えます。
味をよくするハーブ
目的にあった作用を持ちつつ、全体の味をよくするハーブを1種加えます。
(味が関係ない使用法なら、省略)
外観をよくするハーブ
目的にあった作用を持ちつつ、全体の外観をよくするハーブを1種加えます。

たとえば鮮やかな色やおもしろい形を足して変化をつけたり、形状に差があるハーブ同士をまざりやすくするために、中間の形状のハーブ(つなぎの役割)を足す、などが考えられます。

ハーブの活用法

フレッシュハーブとハーブティー

使用するハーブを選んで、ブレンドもできたら、目的の作用を得るためにはどんな方法が適しているか考えてみましょう。

精油の活用法と同じものもありますが、植物そのものであるハーブは、植物から抽出した精油よりも作用がおだやかなので、お茶にして飲んだり、直接肌に触れるような使い方もできます。


以下に、ハーブの代表的な使用方法を紹介します。

ハーブティー

まず1番に思いつく方法は、ハーブティーとして飲むことでしょう。

ハーブ成分を直接身体の中にとり入れるのと同時に、それぞれのハーブが持つ味や芳香、ティーの色も楽しめます
植物の生命力をもっともダイレクトに感じられる活用法といえます。


ハーブは身体にゆっくりと働きかけるため、様子を見ながらしばらく続けます。



*「香り植物・ハーブ図鑑」のハーブティーのコーナーでは、それぞれのハーブの味やブレンドのコツも紹介しています。

香り植物・ハーブ図鑑

ハーブバス

お湯で身体を温めながら、ハーブのおだやかな香りを楽しむ方法です。
肌トラブルにも有効です。

ハーブバスに適したハーブで、精油は手に入らないものも数多くあります。
香りが物足りなければ、ハーブにさらに精油を加えてもOK!

  • 全身浴/半身浴
    温浸剤(または煎剤)500mlをバスタブに入れます。
    またはドライハーブ大さじ2(フレッシュハーブ大さじ6)をガーゼなどで包み、バスタブに入れます。
  • 部分浴(足浴/手浴/座浴)
    温浸剤(または煎剤)を洗面器などに入れ、体の一部をつけます。
    やけどしないように注意してください。

ハーブスチーム

ハーブに含まれている成分を、蒸気にのせて利用する方法です。
同じ方法で精油を使うこともできますが、ハーブを使ったほうが刺激は少ないです。

呼吸器ケア・スキンケアの2パターンがあります。
どちらもやり方は同じです。

洗面器などに熱い湯を張り、ドライハーブ大さじ2(フレッシュハーブ大さじ6)を入れます。
そして、蒸気を逃がさないように大きめのタオルをかぶります。

*咳が出ているとき、肌が過敏なときは行えません。

  • 吸入(呼吸器ケア)
    ハーブ成分を含んだ蒸気を、鼻や口から吸い込みます。
    鼻や喉など、呼吸器系の不調をケアします。
  • フェイシャルスチーム(スキンケア)
    ハーブ成分を含んだ蒸気を、肌にあてます。
    肌のクレンジングと同時に、成分を肌の奥へ届けます。

湿布

浸剤(または煎剤)に布をつけて軽く絞り、身体に当てる方法です。

目的によって、温めたほうがよいか冷やしたほうがよいか判断します。

  • 温湿布
    温浸剤(または煎剤)に布を浸して絞り、温めたいところに当てます。
    湿布の上にラップをかけ、乾いたタオルをのせると温度を保てます。
    慢性的なトラブルのケア、リラックスに。
  • 冷湿布
    冷浸剤(または浸剤や煎剤を冷やしたもの)に布を浸して絞り、冷やしたいところに当てます。
    湿布の上に保冷剤を置くとよいです。
    急性トラブルや炎症のケア、リフレッシュに。

フェイシャルパック

薄い布で湿布をつくれば、顔やデコルテのパックとしても使えます。
これは、精油のフェイシャルトリートメントなどの前後に使用するとより効果的です。

温湿布のフェイシャルパック
・温めることで血流を良くし、毛穴を開かせます。
・精油の吸収を助けるので、トリートメント前の下準備に。

冷湿布のフェイシャルパック
・冷やすことで血流を抑え、毛穴を引きしめます。
・トリートメント後のアフターケアや、化粧前に。

マウスウォッシュ、うがい

浸剤(または煎剤)を使って、口の中をゆすぎます。または、うがいをします。

口の中を清潔にしたり、のどの炎症をケアしたりするのに役立ちます。

スキンケア

ハーブに含まれる成分は肌に良いものが多く、市販の化粧品にも配合されているのをよく見かけます。

ハーブを使って自分でスキンケアコスメを作れば、ハーブの魅力的な力を毎日肌で感じることができます。

たとえば・・・

  • 浸剤(または煎剤)をそのまま化粧水として使う。
  • チンキ剤を、ローションクリームにまぜる。
  • ドライハーブをバスソルトにまぜる。
    (1回分をガーゼなどで包み、バスタブに入れます)
  • すりつぶしたフレッシュハーブ、または刻んだあとお湯でやわらかくしたドライハーブを、クレイパックにまぜる。

手作りローション、ソルト、クレイパックなどのレシピは、アロマテラピーのページにまとめています。

その他

スキンケアコスメ以外にも、ハーブを使ったお掃除グッズや香りグッズを手作りしてみましょう!

  • チンキ剤を同量の水でうすめて、掃除用スプレーとして使う。
    ハーブの力+アルコールの力で、汚れをスッキリ落とします。
  • ドライハーブを使って、ポプリサシェをつくる。
    色とりどりのきれいなハーブを使ったポプリ、虫が嫌がるハーブを使った虫除けサシェ、眠りによいハーブを使ったハーブピローなど。

ポプリ・サシェの詳しい作り方は、香料のページに掲載しています。

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基本レシピ

ハーブを浮かべたバスタブ

ハーブに含まれている成分を利用するとき、多くの場合、液体に成分を溶かし出して使用します


紹介しているレシピのうち、お湯や水を基剤にしたものは、主に植物の水溶性成分が溶けています。
オイルを基剤にしたものは、主に植物の油溶性成分が溶けています。
アルコールやビネガーを基剤にしたものは、両方が溶けています。

溶けていない成分を補うために、浸剤や煎剤に精油(油溶性成分)を足したり、浸出油にチンキ剤を足したりするのもよいでしょう。
(精油は、口に入れるものには使えません)


どのレシピでも、できるだけ揮発成分を逃がさないために必ずフタをしてつくりましょう。
かたいハーブは、成分が出やすいように軽くつぶしてから使います。

保存期間は、冷暗所で保存した場合の目安です。
(原料の水分含有量などにより大きく変わります。日持ちさせたいものはできるだけドライハーブを使用しましょう)

茶剤・浸剤・煎剤は日持ちしません。その日のうちに使いきってください。

── 道具について ──

レシピで使用しているガラス瓶の大きさは、500mlくらいを想定しています。
ガラス瓶に入れるハーブの量は、フレッシュなら瓶いっぱいドライなら瓶の1/3です。

アルミ製の鍋は使えません。
保存容器は、使うまえに殺菌消毒をします。

茶剤(ハーブティー)

一般的に「ハーブティー」として飲用されるものです。

やわらかい材料は熱湯に浸して/かたい材料は煮出して、ハーブ成分を抽出します。

ブレンドに両方とも入っている場合(やわらかい葉+かたい樹皮のブレンドなど)、メインのハーブにあわせて判断すればOKです。

  • やわらかいハーブのティー
    葉、花、やわらかい実や種子など。
  1. ドライハーブ小さじ2(フレッシュハーブ大さじ2)に熱湯200mlを注ぐ。
  2. フタをして5~10分蒸らす。
  3. 濾す。
  • かたいハーブのティー
    樹皮、根、かたい実や種子など。
  1. 鍋にドライハーブ小さじ2(フレッシュハーブ大さじ2)、水200mlを入れる。
  2. フタをして10~15分煮出す。
  3. 濾す。

浸剤

ハーブを熱湯または水に浸し、成分を抽出した液
茶剤よりも濃度が濃いのが特徴です。

やわらかいハーブが材料の場合に適しています。

  • 温浸剤
    温かい浸剤。お風呂にまぜたり、温湿布に使ったりなどができます。
    基本的に、ハーブ成分をしっかり抽出するためには、水ではなくお湯を使います
  1. ドライハーブ大さじ山盛り1(フレッシュハーブ大さじ4)に熱湯200mlを注ぐ。
  2. フタをして10~15分蒸らす。
  3. 濾す。
  • 冷浸剤
    常温の(または冷たい)浸剤。
    熱で壊れやすい成分を多く含んでいるハーブなどは、冷浸剤が向いています。
    温浸剤にくらべてカフェインやタンニンなどの溶出が少ないのも特徴です。
  1. ドライハーブ大さじ山盛り1(フレッシュハーブ大さじ4)に水200mlを注ぐ。
  2. フタをして、半日浸ける。
  3. 濾す。

牛乳の浸剤

浸剤をつくるとき、水の代わりに牛乳を使うと、水溶性成分だけでなく油溶性成分も引き出せます。
これはハーブバスや湿布など、通常の浸剤と同様の使い方ができます。

煎剤

ハーブを煮出して、成分を抽出した液
茶剤よりも、濃度が濃いです。

かたいハーブが材料の場合に適しています。

かたいハーブは、水ではうまく成分を抽出できません。
冷湿布などに使いたい場合は、いったん煎剤をつくってから冷やして使用しましょう。

  1. 鍋にドライハーブ大さじ山盛り1(フレッシュハーブ大さじ4)、水200mlを入れる。
  2. フタをして10~15分煮出す。
  3. 濾す。

チンキ剤

ハーブをアルコール(またはビネガー)に浸し、成分を抽出した液
水溶性成分と油溶性成分のどちらも溶けています。

飲み物に数滴入れたり、料理に使ったり、スキンケアコスメにまぜたり、幅広い使い方ができます。

一般的に「チンキ剤」といえば、アルコールベースのものを指します。
アルコールが体にあわない人は、ビネガーベースのチンキ剤を使いましょう。

  • アルコールベースのチンキ剤
    アルコール度数の高い蒸留酒を使います。度数が低いと十分に抽出できませんし、日持ちもしません。
    クセが少ないウォッカは、ハーブの風味をじゃましないのでオススメです。
    エタノールはしっかり抽出できますが、口に入れる用途には使えません。
    *保存期間は、半年~1年。
  1. ガラス瓶につぶしたハーブを入れ、アルコールを注ぐ。
  2. フタをして、2週間置く。毎日振る。
  3. 濾す。
  • ビネガーベースのチンキ剤
    どのビネガーでもつくれますが、健康・美容のためならアップルビネガー(リンゴ酢)がすぐれています。
    水でうすめれば、髪にツヤを出すリンスとしても使えます。
    *保存期間は、3~6ヵ月。
  1. ガラス瓶につぶしたハーブを入れ、ビネガーを注ぐ。
  2. フタをして、2週間置く。毎日振る。
  3. 濾す。

シロップ剤

ハーブをシロップに浸し、成分を抽出した液
コーディアルともいいます。

そのまま舐めたり、飲み物に溶かして使います。

味がよくないハーブも甘さで抵抗がやわらぎますし、ハーブティーにまぜたり、炭酸水やアルコールで割ったり、いろいろ使えます。
料理に使ってもよいです。

*保存期間は、2週間~1ヵ月。

  1. 水と砂糖1:1を火にかけて、シロップをつくる。
  2. ガラス瓶につぶしたハーブを入れ、熱いシロップを注ぐ。
  3. フタをして2時間置き、濾す。

別レシピ

砂糖の量を増やせば、より日持ちのするシロップ剤ができます。
また、ハーブのかわりにチンキ剤を使えば、油溶性成分も得ることができます。

このレシピのシロップ剤は、うがい喉ケアによく使われます。

  1. 水と砂糖1:2を火にかけて、濃厚なシロップをつくる。
  2. シロップとチンキ剤が3:1になるようにまぜる。

浸出油

ハーブをオイルに浸し、成分を抽出した液
マセレーションオイルインフューズドオイルともいいます。

スキンケアコスメに入れたり、トリートメントオイルとして使ったりもできます。

肌に使用するなら、アロマテラピー用のキャリアオイルを使いましょう。
料理などに使用するなら、食用の植物オイルを使いましょう。

*保存期間は、2週間~1ヵ月。

  1. ガラス瓶につぶしたハーブを入れ、オイルを注ぐ。
  2. フタをして、2週間置く。毎日振る。
  3. 濾す。分離して下に沈んだ水分は除く。

クリーム

浸出油を利用してつくるハーブクリームです。
スキンケアなどに使えます。

クリームの硬さは、ミツロウの量で調節します(ミツロウが多いほど硬くなる)。

*保存期間は2週間~1ヵ月。

  1. ミツロウ5~10gと浸出油大さじ2を、まぜながら湯せんで溶かす。
  2. かきまぜながら精製水小さじ1を加える。
  3. (省略可)チンキ剤や精油を加える場合は、粗熱がとれてクリームが固まる前にまぜる。
    量は、チンキ剤なら2ml。精油なら10滴。

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